「集まる」人や物が集まり、大いに繁栄する(易経の勉強)
好調で幸運な気配です。
人望を得ることができ、人も集まり、同時に喜びも利益も多くやってきます。
もし迷いが生じたら、神様や先祖を祀る、祭祀を行えと「易経」にはあります。
お墓参りをする、法事を行うなどの先祖と対話時間を持つことが、盛運気をより強固にすることにつながります。
なお、他の人からの嫉妬を受け、問題を持ち込まれる可能性もありますので、気をつけてください。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
45・沢地萃(たくちすい)
〈卦辞〉
「萃は亨る。王有廟に仮る。大人を見るに利ろし。亨る。貞に利ろし。大牲を用いて吉。往く攸有るに利ろし」
〈読み方〉
すいは とおる。おう ゆうびょうに いたる。たいじんをみるに よろし。 とおる。ていに よろし。たいせいを もちいて きち。いくところ あるに よろし。
「萃」は「集まる」の意味。
繁栄を象徴する吉意の高い卦ですが、人や物が多く集まればライバルも登場して激しい競争が繰り広げられます。
不慮の事故も起こり得るでしょう。
そのためにも油断せず、気を引き締めてかかることが大切なのです。
・人や物が「集まる」
・予想外のトラブル発生への備え
・情報や思想なども「集まる」
「人や物が集まる、繁栄、繁盛、活気、人気、事故、ライバル、争い」
爻の吉凶
×上…孤立無縁の寂しさ。自分を振り返って再起を可能に
◎5…寛容さが功を奏し、実力以上の運を得られるとき
○4…活気と辛抱があるとき。周囲と協調すればうまくいく
×3…妨害が多く苦労しやすい。覚悟を決めて取り組むこと
○2…誠意を忘れず方針を貫けば引き立てられて順調に運ぶ
△初…進む道に迷うとき。心の声に耳を傾けて目標を定める
この卦が出るとき
「繁栄」を表す卦なので活気が生まれる、喜び事があるときなどにこの卦が出るでしょう。
職場では、競争は激しいものの出世が見込めるとき。
試験や面接などでは、ライバルが多いのですが、油断さえしなければ関門突破できます。
カップルは、自身の浮気に注意。
片思い中の人やシングルの人は幸せなとき。
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卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。