「家庭」本分を守れば家庭は安泰(易経の勉強)
家族、家庭など、家に関わることが鍵です。
家族との絆を深める、家族のために何かをすることを意識してください。
結婚にも良い時期です。
問題があるときは、家族、中でも母親・妻・姉に相談してアドバイスを聞き入れるのも良いでしょう。
ただし問題点も内部にあることが。各自の気持ちがバラバラだと、何もかもうまくいきません。 チームワークや協力体制を見直す必要があるかもしれません。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
37・風火家人(ふうかかじん)
〈卦辞〉
「家人は、女の貞に利ろし」
〈読み方〉
かじんは じょの ていに よろし。
「家人」は「家庭」の意味。
家庭の安泰は父なら父、母なら母、夫なら夫、妻なら妻が、自分の役割を守ることにあると、易は説きます。
この卦を得たときは、身近なところや内側に目を向けてください。
よそ見は禁物。本分を全うしましょう。
・家内安全
・傍目では平穏だが中では揉めている
・人と人とのルールを守る
「家庭、家族、協力、守り、内側、本業、内部、一致団結、小事なら吉」
爻の吉凶
△上…甘く見て失敗しないよう最後まで気をゆるめないこと
◎5…ピンチに陥っても誠実であれば問題なし。願望成就も
◎4…本業に専念して努力すれば、協力者が現れて運気好転
△3…偏った考えや行動が災いを招くとき。バランスが大事
○2…自分の役割を全うすること。受け身の態勢も吉
×初…スタートには時期尚早。今は資金や実力を蓄えるとき
この卦が出るとき
「外に目を向けるより、内部に目をやるように」と忠告するときに、この卦は出るでしょう。
計画は見直しが必要で、現状維持を求められるとき。
求職中の人は、小規模の会社や家族経営の企業に縁が。
カップルは、相思相愛の幸せを感じるとき。
シングルは、仲介によって結婚につながる出会いが暗示されます。
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卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。