「暗黒」身を潜めて再起のチャンスを待つ(易経の勉強)
物事がうまくいかず、かなり運気が下がっています。
誹謗、中傷や災難、トラブルが周りからやってきて状況は良くありません。
それらに対抗してあがけばあがくほど悪化してしまうので、ここはじっと耐え忍ぶことが賢明です。 周囲に目立たないようにして、夜が明けるのを待ちましょう。
焦らずに待つことで、やがてあなたの才能や努力が認められる時が来ます。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
36・地火明夷(ちかめいい)
〈卦辞〉
「明夷は艱貞に利ろし」
〈読み方〉
めいいは、かんていに よろし。
「明夷」は「明るさを破る」の意味で闇の中を表します。
希望が感じられず、暗中模索が続きますが、むやみに動いても誤った方向に行くだけ。
だからこそ勉強に励む、十分な睡眠を取るなど、英気を養いながら、太陽が昇るその日を待つのです。
・一にも二にも忍耐と我慢
・愚か者を装い、難を避ける
・どうしようもない苦しみの最中
「衰運、障害、破れる、傷つく、滅びる、不正、判断ミス、裏切り、孤独」
爻の吉凶
×上…好調に見えても慎重に。冷静に状況を見て退くことも
△5…たとえ愚鈍に思われても、主義主張はせず対立を防ぐ
×4…パワー不足なので、問題から距離を置くのが最善策
◎3…決断すべきと決めたなら、勇気を持って行動すること
△2…問題から距離を置き、周囲と協力し合えば打開できる
×初…障害が多く待ち受け、進めば災いを受けることに
この卦が出るとき
困難な状況にあるときにこの卦は出やすいものです。
仕事では、判断ミスが続く、パワハラを受ける、嫉妬されて足を引っ張られるなどが考えられます。
カップルは、不安や寂しさから自身が浮気に走る暗示。
シングルは、出会いはあっても、不倫や結婚詐欺など良い縁とはなりにくいとき。
進展を急がないこと。
易占いの本(初心者でもわかりやすい)
黄小娥の易入門
すべてがわかる384爻易占い
占い大全 ト占
卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。