「閉塞」心が通わず、わかり合えない(易経の勉強)
運気は衰退時期にあります。
何をしてもうまくいかないのがこの時期です。
大きな失敗から小さな不具合まで様々なことが起こります。
困難を今すぐに解決しようとするよりは、時間を置くほうが良いでしょう。
新規の事や積極策も、裏目に出やすいのでしばらくは控えて。
今はのんびりとゆっくり過ごしてください。
出しゃばらず控えめな態度で過ごしていれば、チャンスは必ず訪れます。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
12・天地否(てんちひ)
<卦辞>
「否は之れ人に匪ず。君子の貞に利ろしからず。大往き小来たる」
<読み方>
ひは これひとに あらず。くんしの ていに よろしからず。だい ゆき、しょう きたる。
天地が交わらず何も生み出さないことを表す卦。
人間関係では反目しやすく、意志も通じないでしょう。
不正が行われる中、正論を訴えても今は理解されません。
しかし、そんな状態がいつまでも続くことはありません。
時機が来るのを待ちましょう。
・災難を受けないように隠れるべき
・八方塞がりの状態
・解決策を考える
「ふさがる、否定、不正、不和、話が通じない、行き詰まり、悪が蔓延」
爻の吉凶
◎上…苦労や努力が報われるように、運勢は活気を取り戻す
△5…明るさは見えても運気はまだ不安定。油断で困難に
○4…混乱のピークは越え、吉に転じる兆しが見え始める
×3…順調に見えても実際には勢いのない運気。不正は厳禁
△2…能力をひけらかすれば、問題が起こりがち。控えめに
△初…積極策は控えて時機を待つ。仲間と連携し、協力を
この卦が出るとき
天地がふさがっている状態の卦ですから、自分を理解してもらえない、力を認めてもらえないなど、不満を感じているときでしょう。
カップルは、気持ちが伝わらず距離を感じるとき。
片思いの人は、意思表示ができません。
シングルは、自分の魅力を発揮できにくく、出会いのチャンスを失っている状態でしょう。
易占いの本(初心者でもわかりやすい)
黄小娥の易入門
すべてがわかる384爻易占い
占い大全 ト占
卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。