易経は奥が深くて面白い(よく当たる)
六十四卦とは、易占いともいいます。
3000年以上も前にできた儒教の基本経典「易経」で用いられるものです。
この易を使った占いは、昔から帝王、また政財界人が指針にしてきた深遠なものです。
迷った時、困った時、悩んだ時、あなたの今の運の流れが分かり、よりよい未来へ導いてくれるでしょう。
運をつかむ人の幸せの法則より
- 易経は奥が深くて面白い(よく当たる)
- 11・地天泰(ちてんたい)
- 12・天地否(てんちひ)
- 13・天火同人(てんかどうじん)
- 14・火天大有(かてんたいゆう)
- 15・地山謙(ちざんけん)
- 16・雷地予(らいちよ)
- 17・沢雷隨(たくらいずい)
- 18・山風蠱(さんぷうこ)
- 19・地沢臨(ちたくりん)
- 20・風地観(ふうちかん)
11・地天泰(ちてんたい)
「泰平」
何をしても順調に物事が進みます。
心配なことがあったとしても、あなたへの協力者が現れうまくいくでしょう。
少しくらい難解な事でも、真面目に努力し続ければ必ず報われます。
また自分に自信を持つことが幸運を呼び、成功につながります。
新しいことにも大いに挑戦してみてください。
ただし感謝の気持ちを忘れると、大きなしっぺ返しを受けることになります。
12・天地否(てんちひ)
「閉塞」
運気は衰退時期にあります。
何をしてもうまくいかないのがこの時期です。
大きな失敗から小さな不具合まで様々なことが起こります。
困難を今すぐに解決しようとするよりは、時間を置くほうが良いでしょう。
新規の事や積極策も、裏目に出やすいのでしばらくは控えて。
今はのんびりとゆっくり過ごしてください。
出しゃばらず控えめな態度で過ごしていれば、チャンスは必ず訪れます。
13・天火同人(てんかどうじん)
「協力」
人と上手に協力体制を築けば、物事は順調にうまくいきます。
悩みや問題となっていることは周囲の人に協力を仰ぎ、コミニュケーションとりながら対処しましょう。
また日ごろの言動においても、周囲の人や協力者にも利が得られるように心がけると、目的を達成できます。
逆に、あなたがもしも自己利益を得るためだけに、他人を利用(悪用)しようとするならば、運気は一転、凶となります。
14・火天大有(かてんたいゆう)
「富裕」
多くの面において順調に進みます。体力気力ともに充実もしているはずです。
計画していることがあれば、何も恐れることなく進めてください。
つまりこの卦が出たときには、積極的に行動することで大きなチャンスを掴めます。
また人に頼られたり、リーダー的存在になったりして活躍する時です。
ただし運気が上向いているからといって、調子にのって度を越さないようにしましょう。
15・地山謙(ちざんけん)
「謙虚」
積極的な行動を抑えて、謙虚さを保つことができれば、やがて希望通りになる運気。
うまくいくことが当然、やってもらって当たり前などと言う態度や気持ちは、運気を下げます。
何事にも感謝の気持ちを持つこと。
今は人の先頭に立つよりも、人と人との間を取り持つような役割に徹しましょう。
目立たなくても黙々と努力を続けていれば、最終的にあなたの評価が上がり、最良の運気が運ばれてきます。
16・雷地予(らいちよ)
「喜び」
今までの苦労や努力が報われて、人生を明るく楽しめる時期。
そして多くのチャンスにも恵まれて、何事もうまく進むでしょう。
このような時期には、せっかくの良い運勢や運気を逃さぬように、諸事積極的に行うことが重要です。
ただし調子に乗りすぎないよう、冷静に考えること。
なお、この時期は普段頑張っている人こそ、思い切って遊びや娯楽など、人生を楽しむことで、より運気が上昇します。
17・沢雷隨(たくらいずい)
「随行」
決して悪い運勢や運気ではありませんが、何事にもあまり勢いが感じられずに不安になりがちです。
性急に自分で判断をしたり、結論を出したりする必要はありません。
他の人に意見を求め、それに従うことが吉です。
物事の判断に手順を踏んで時間をかけることで、運気が良い方向に向かいます。
状況により、目標そのものを変更する必要も生じますが、それはそれで悪いことではありません。
18・山風蠱(さんぷうこ)
「腐敗」
あらゆる面で風通しが悪く、物事が渋滞して進みません。
精神的にも腐った気持ちになる気配。
この状態を取り除くためには、悪いことに固執せず、新しい風を入れ、新規撒き直しを図りましょう。
すでにダメになりかけている事を元の状態に戻したり、無理に修復しようとしても、決して次への希望は見えてきません。
思い切って新たなことを実行する方が良い運気をもたらします。
19・地沢臨(ちたくりん)
「希望」
運気が上昇しており、盛運に向かう気配。
しかし、そのプロセスを確実に踏んでいかないと、大した結果が得られません。
また、驚くようなことも起きるかもしれませんが、それは大ごとではないので気にせず進めて大丈夫です。
また、人の上に立つ立場であるならば、下の人に対しては大きな包容力で包み込み、良い道しるべとなるよう心がけることで、なお一層の運気アップになります。
20・風地観(ふうちかん)
「観察」
物事や事象は、絶えず変化をしています。
以前に見たものが、今現在も真実であるとは限りません。
このことを念頭に置き、改めて自分の置かれている環境や境遇を見直してみましょう。
積極的な行動を取るよりも、自分がどのような立場にあり、どのような行動を取るべきなのかをよく考える時期です。
たとえ目に見える大きな成果が上げられなくても、熟考した上での行動が吉となります。
六十四卦占い