易経は奥が深くて面白い(よく当たる)
六十四卦とは、易占いともいいます。
3000年以上も前にできた儒教の基本経典「易経」で用いられるものです。
この易を使った占いは、昔から帝王、また政財界人が指針にしてきた深遠なものです。
迷った時、困った時、悩んだ時、あなたの今の運の流れが分かり、よりよい未来へ導いてくれるでしょう。
運をつかむ人の幸せの法則より
- 易経は奥が深くて面白い(よく当たる)
- 1・乾為天(けんいてん)
- 2・坤為地(こんいち)
- 3・水雷屯(すいらいちゅん)
- 4・山水蒙(さんすいもう)
- 5・水天需(すいてんじゅ)
- 6・天水訟(てんすいしょう)
- 7・地水師(ちすいし)
- 8・水地比(すいちひ)
- 9・風天小畜(ふうてんしょうちく)
- 10・天沢履(てんたくり)
1・乾為天(けんいてん)
「上昇」
何をするにしても失敗の少ない時。
計画していることがあれば、迷わずに実行に移しましょう。
そして積極的に物事にあたれば、必ず良い結果が得られます。準備は、くれぐれも怠らないように。
幸運は、ただなんとなく訪れるものではなく、継続的に努力することでもたらされます。
また、こうした運気上昇時には、弱者への思いやりも大切となります。その気持ちがよりあなたの運気をアップしてくれます。
2・坤為地(こんいち)
「従順」
おおむね良好な運気です。
この卦は、健康や食事など、人間が生きるための基本的なことを充実させることで幸運が訪れます。
この卦でもたらされる幸福は、受動的な傾向があるので、物事を無理強いせず、あくまでも地道にコツコツと努力して取り組むべきです。
ただし受動的に物ごとを進めるため、進度が遅かったとしても焦る必要はありません。
3・水雷屯(すいらいちゅん)
「伸び悩み」
停滞期ではありますが、あなたの運気は水面下では、すくすくと育っている状態と考えましょう。
努力をして成果や効果がなかなか得られなくても、地道な努力や日々の営みを継続させるべきです。
また何かの妨害にはばまれたり、すぐに効果が出なくても継続的な努力を諦めてはなりません。
やがては良い結果が目に見える形になってきます。
4・山水蒙(さんすいもう)
「曖昧」
発展と成長の可能性はありますが、運気は決して強くはありません。
独断で物事を進めると、思わぬ落とし穴に落ちてしまいます。
自分の判断が必ずしもベストではないということ、そして見込み違いもあると言うことを念頭に置きましょう。
年長者・上司・指導者といった人に対して、敬意を表して謙虚な気持ちで意見やアドバイスを求めると、弱い運気もカバーできるでしょう。
5・水天需(すいてんじゅ)
「待機」
たとえ自分自身が不遇な状況や満足がいかない環境に置かれているとしても、それを嘆くことも憂うこともなく、毎日、真摯な態度で日々過ごしていけば、やがて夢や希望(吉)が得られます。
一方で、何かの実現を待つにあたっては、無心(無欲)な心も大切になります。
マイナス思考は可能な限り払拭して、プラス思考に徹し、待つことでうまくいくことでしょう。
6・天水訟(てんすいしょう)
「衝突」
あんまり良い運勢とは言えません。
何事につけても、思い違いや行き違いがやたらと多く、物事が順調に運びません。
また意見の対立や問題が発生しやすい時期なので、争いごとが絶えません。
まさに誤解が誤解を生み、争いが争いを生む悪循環の運勢なのです。
それが元で、これまで良好であった人間関係が悪化する可能性も。
目上の人の意見を求め、物事を進めるための妥協点を探すことが有益です。
7・地水師(ちすいし)
「争い」
中心的存在の立場に立たされやすい時期。
あなたの言動や行動が正しい道に沿ったものかどうかが、運気を得られるかどうかのカギ。
総じて、困難や危機も多々発生しますが、物事に対しての確信や信念を持って対処し、自分自身の確固たる信念が、ぶれることなく貫かれていれば、それが幸運につながります。
時に迷った場合には、一度立ち止まり、何が正しいのかを冷静・沈着に考えることが大切です。
8・水地比(すいちひ)
「親和」
人付き合いがうまくいけば、幸運や運気は自然にやってきます。
身辺を見回して、自分が良い人間関係を築けているかどうかを確認してみましょう。
もしもうまくいってないのならば、あなた自身が他人に対して協力的であるかどうかを振り返ってみてください。
いざと言う時に力を貸してくれる友がいるか否かは、あなたの他人に対しての振る舞いと深く関わりがあります。
9・風天小畜(ふうてんしょうちく)
「障害」
近々に困難や障害につきあたろうとしている状況です。
あるいは、すでに困難や障害に遭遇している場合もあります。
それも、あと1歩でうまくいきそうなときに限り、困難や障害が発生して思わず諦めたくなるということが多いようです。
しかし困難や障害を乗り越える努力をすれば、報われるでしょう。
ここはどっしりと構えて実力を養い、忍耐強く時期を待つことで、おのずと扉が開かれます。
10・天沢履(てんたくり)
「礼節」
非常に危険な状態や不安に陥る状況にあるときです。
物事に対して慎重に対応すべき時期です。正しい順序を踏みましょう。
また人と人との付き合いにおいて、礼儀や礼節を守ることが重要です。
目上の人に対してのみならず、同輩にも節度ある態度で接し、自分よりも立場が下の人や弱者に対しても尊大な態度にならず、何事も控えめに振る舞うことで、物事が順調に進みます。
六十四卦占い