「協力」志を共にする仲間と協力し合う(易経の勉強)
人と上手に協力体制を築けば、物事は順調にうまくいきます。
悩みや問題となっていることは周囲の人に協力を仰ぎ、コミニュケーションとりながら対処しましょう。
また日ごろの言動においても、周囲の人や協力者にも利が得られるように心がけると、目的を達成できます。
逆に、あなたがもしも自己利益を得るためだけに、他人を利用(悪用)しようとするならば、運気は一転、凶となります。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
13・天火同人(てんかどうじん)
<卦辞>
「同人野に于てす。亨る。大川を渉るに利ろし。君子の貞に利ろし」
<読み方>
どうじん やに おいてす。とおる。おおかわを わたるによろし。
「同人」は、「同じ志を持つ仲間」の意味。
目的を達成するには、志を共にする人と力を合わせることが大切と説き、スタンドプレイを戒めています。
もちろん、人と群れることや、安易に相手の意見に賛同する付和雷同ではダメだということです。
・公平無私の精神
・一つへのこだわりが危うさを呼ぶ
・身近なことが問題の中心
「同士、協力関係、チームプレー、公明正大、競争相手、世話苦労が多い」
爻の吉凶
△上…共同で行えば吉でも、それが嫌なら消極策で行くこと
◎5…周囲と協調しながら動けるとき。問題がない好調運
△4…自分の力を知り、早く見切りをつけることが大切
×3…判断を誤り、その間違いに気づくこともできないとき
△2…一部の人とだけで群れず、広く公平に付き合うのが吉
○初…孤立不可。積極的に人と交流し協力し合えば運気上昇
この卦が出るとき
仲間と協力し合えていないときや、部下や後輩の一部だけに目をかけているときなどに、この卦は出やすいでしょう。
プレゼンテーションや受験などでは、競争相手が多いときと読めます。
カップルは、グループデートが楽しめます。
ライバルの存在で悩む場合は、相手と共通の夢や目標を持つことで勝てるでしょう。
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卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。