「泰平」調和が取れた安らかなるとき(易経の勉強)
何をしても順調に物事が進みます。
心配なことがあったとしても、あなたへの協力者が現れうまくいくでしょう。
少しくらい難解な事でも、真面目に努力し続ければ必ず報われます。
また自分に自信を持つことが幸運を呼び、成功につながります。
新しいことにも大いに挑戦してみてください。 ただし感謝の気持ちを忘れると、大きなしっぺ返しを受けることになります。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
11・地天泰(ちてんたい)
<卦辞>
「泰は、小往き大来たる。吉にして亨る」
<読み方>
たいは、しょういき だいきたる。きちにして とおる
地天泰は、天と地の気が調和する卦で、物事が順調に運ぶことをイメージさせ、特に人間関係で吉意の高さを発揮します。
ただし、調和ははいずれ崩れ去るもの。
そのため「安泰を維持するには努力が必要」ということを、暗にこの卦は教えています。
・我が世の春を謳歌する
・目標達成こそが大事
・病占では要注意
「調和、安泰、平和、親和、和合、順調、現状維持、初めの喜びの後の憂い」
爻の吉凶
×上…油断や慢心から好調運を崩す危険性が。謙虚に真摯に
○5…良好運でも運気は下降気味。守りの姿勢を整えて行動
△4…衰運に向かうため、見識者に従うこと。意地は不要
○3…勢いにまかせた行動さえ取らなければ安泰運を維持
○2…多くを望まず寛大な心で周囲を包めば吉運を保てる
◎初…目上や見識者に従うことで開運への道筋が見えてくる
この卦が出るとき
平和の象徴とも言える卦ですから、仕事でも異性関係でも、悩みや障害のない無風状態のときでしょう。
ただし、地天泰は安定した状態を意味するため、現状を突き抜けるような大きな飛躍とは無縁のときかもしれません。
片思いやシングルの場合は、その状態が固定化されている、と解釈することもできます。
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卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。