「障害」妨害あり。時機が来るまで待て(易経の勉強)
近々に困難や障害につきあたろうとしている状況です。
あるいは、すでに困難や障害に遭遇している場合もあります。
それも、あと1歩でうまくいきそうなときに限り、困難や障害が発生して思わず諦めたくなるということが多いようです。
しかし困難や障害を乗り越える努力をすれば、報われるでしょう。
ここはどっしりと構えて実力を養い、忍耐強く時期を待つことで、おのずと扉が開かれます。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
9・風天小畜(ふうてんしょうちく)
<卦辞>
「小畜は亨る、密雲雨ふらず。我が西郊よりす」
<読み方>
しょうちくは とおる、みつうん あめふらず。わが せいこうよりす。
「蓄」は「止める」の意味。
行く道を阻む何かがあることを表しますが、「小」がついているため、止める力は大したことはありません。
「妨害や障害があって順調には進むことはないが、時機がくれば好転する」と読むことができる卦です
・お預けを食らう
・新規のことは見送るべき
・色恋沙汰に要注意
「妨害、足止めを食う、思うように進まない、蓄える、実力をつける」
爻の吉凶
△上…問題は解決されるものの自信過剰になると再燃の恐れ
◎5…目下の協力者を信頼して行動すれば、良い展開に発展
△4…多少の問題はあっても誠実であれば、無難に過ごせる
×3…自己過信して強気な行動を取り、窮地に陥るハメに
△2…無理に動く必要なし。むしろ動かないことで吉となる
△初…動けば正しい道をはずれやすい。現状維持こそが得策
この卦が出るとき
条件や環境が整わないために、思うように進まなかったり、契約上のトラブルを抱えていたりするとき。
スキルアップに励むなど、力をつけるために意欲的になっているときかもしれません。
カップルは、愛情はあるのに仕事が忙しく、すれ違いになっているとき。
女性側の強気の発言が問題になっているときも。
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すべてがわかる384爻易占い
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卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。