「不安定」孤独に負けず、見聞を広める(易経の勉強)
諸事色々なことで不安定な時期です。
現状に安住できないとか、気持ちがフラフラして定まらないような状態にあります。
また、人間関係においても、表面は華やかで良い関係に見えて、実は中身はなく、孤独感を感じることでしょう。
今は、何事においても慎重に対応するように心がけてください。
なお、この時期、旅行に出る事は、見聞を広めると同時に精神的な成長が望めるのでお勧めです。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
56・火山旅(かざんりょ)
〈卦辞〉
「旅は、小しく亨る。旅は貞にして吉」
〈読み方〉
りょは、すこしく とおる。りょは ていにして きち。
旅人が故郷を離れ、さまよっているイメージの卦。
人間関係では孤立し、金銭でも苦労しています。
ただし旅は見聞を広める好機。
そのため、火山旅を得たときは精神を高めるチャンス。
学ぶ、感性を磨くなどはこの卦が得意とするところです。
・心寂しい「旅」
・郷に入っては郷に従えの精神
・絶えず不安定さがつきまとう
「不安定、孤独、孤立無援、別離、放浪、旅行、移動、苦労、精神性」
爻の吉凶
×上…傲慢な態度や冷徹さが自分に返ってくる。反省が大事
○5…目先の欲に惑わされず、初志貫徹すれば願いはかなう
×4…気苦労が多く不安定な状態。無理に動かず現状維持で
×3…思い上がった態度が大切なものを失わせる。火災注意
◎2…多くを望まなければ物心両面で安心。節度が大事
△初…些細なことにとらわれて肝心なことを見落としやすい
この卦が出るとき
孤立無援や困難が控えているときにこの卦は出るでしょう。
人間関係では孤立しやすいので、笑顔を心がけるなどの対策を。
求職中の人は「立場が定まらない」意味から苦労を伴いますが、スキルを磨くなどの努力をすれば報われます。
カップルは隙間風が。不安から相手を束縛しやすいときですが、逆効果に。
易占いの本(初心者でもわかりやすい)
黄小娥の易入門
すべてがわかる384爻易占い
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卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。