「麗火」つくべき相手を慎重に選ぶ(易経の勉強)
いろいろなことが明るみに出て、それまでわからなかったことが、良いも悪いも見えるようになるでしょう。
基本的には吉の気配ですが、変化が激しく一貫性がありません。
熱しやすいが冷めやすく、感情の起伏が激しい状態でもあります。
何事にも冷静に対応するように心がけましょう。
従順であれば、幸運や運気が訪れる卦です。
一方で横柄な態度をとると、争いごとが起こる火種となります。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
30・離為火(りいか)
<卦辞>
「離は貞に利ろし。亨る。牝牛を畜えば吉」
<読み方>
りは ていに よろし。とおる。 ひんぎゅうを やしなえば きち。
内卦も外卦も火です。
火は、良い意味では脚光、明智、芸術、美、悪い意味では隠し事がばれる、移り気、感情的などが挙げられます。
また、火は次々と広がり延焼する性質があり、ついて良い相手、ついてはいけない相手がいることも教えます。
・正しき取捨選択
・素直に聞き入れる態度で吉
・「火」の扱いに要注意
「つく、消える、明智、激情、離別、露見、自己顕示、美、繰り返し」
爻の吉凶
△上…自信過剰が墓穴を。謙虚さと冷静さを忘れないこと
△5…力不足を感じたら、見識のある年長者に意見を求めて
×4…つくべき人を間違えると立場を危うくするので慎重に
×3…不調でも、深刻にならず、気楽にかまえることが大事
◎2…順調に運ぶ強運。ただし、強気が運を下げるので注意
△初…先の見通しがつきにくいとき。軽はずみな行動は危険
この卦が出るとき
ビックチャンスが舞い込むこともあれば、隠し事が発覚して立場を失うなど、吉凶が極端に出やすいとき。
また、外見は華やかでも中身が薄いときでもあります。
カップルは、感情的な物言いに気をつけたいとき。
シングルは、出会いはありますが、交際して良い相手かどうか慎重に判断を。
結婚は、再婚が吉。
易占いの本(初心者でもわかりやすい)
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すべてがわかる384爻易占い
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卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。