「過剰」負荷がかかりすぎて押しつぶされる(易経の勉強)
何事に対してもいっぱいいっぱいの状態です。
自分自身でこなせる範囲内のことかどうかを、よく考えてから行動してください。
また、大きな難題や困難に直面しています。 ここを乗りきれば道が開けますので、問題解決のためには努力を惜しまないでください。
あまり欲張らないで何かを捨てることでスッキリでき、ストレスから解放されます。
なお、新しいことに着手する事は避けて下さい。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
28・沢風大過(たくふうたいか)
〈卦辞〉
「大過は棟撓む。往く攸あるに利ろし。亨る」
〈読み方〉
たいかは むなぎ たわむ。いくところ あるに よろし。とおる。
卦の象は、家の重みに押しつぶされた土台(初爻)と、バランスを崩してへし折られた屋根(上爻)。負荷がかかりすぎた状態を表す卦で、重い責任や能力以上のものを抱えていることを示します。
頑張りすぎていないか、注意を促しています。
・欲望ばかりが強く出る
・黒か白かの極限状態
・すべてにおいて「過ぎる」
「やりすぎ、頑張りすぎ、過信、欲望が強い、安請け合い、プレッシャー」
爻の吉凶
×上…心身の健康を考え、手を広げないこと。見栄も禁物
△5…一時的には良くても長続きはしない。根本的に解決を
◎4…責任は重いが、後輩の協力で無事に乗り越えられる
×3…労力のわりに成果が出ないとき。余計な手出しは×
○2…力不足だからこそ、協力体制を敷いて乗り切るとき
×初…上手に断ることで無事を得るとき。物腰は柔らかく
この卦が出るとき
高い地位に就いて重圧がかかっている、オーバーワークで過労が心配される、収入より固定費が上回っているなど、無理を強いているときに出やすい卦です。
環境や計画を改善することで克服できることもあります。実践してみましょう。
カップルなら、一方の愛が強く、相手はそれを負担に感じているかもしれません。
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卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。