「障害」障害はあるが食いっぱぐれはない(易経の勉強)
何事にも障害や問題が生じやすい時期。
積極的に障害を取り除き、問題を解決するように努力しましょう。
現状維持すれば良いと考えていると、結果的には現状さえも維持できずに、運気がどんどん下降していきます。
前向きに頑張ってこそ、幸運と運気が得られます。
ワンランク上で成功している自分の姿を常に想像して行動しましょう。
なお、新しいことには手を出さないようにしてください。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
21・火雷噬嗑(からいぜいごう)
〈卦辞〉
「噬嗑は亨る。獄を用うるに利ろし」
〈読み方〉
ぜいごうは とおる。ごくをもちうるに よろし。
「噬嗑」とは「噛み砕く」の意味。
内卦を下顎、外卦を上顎に見たとき、4爻の陽が噛み砕くのを邪魔する障害物ととらえます。
トラブル必至の卦ですが「障害物を取り除けば問題は解決する」と、易は説きます。
噛む意味から生活力も意味します。
・大変な努力を要する
・今は苦労の時
・無理はしないというのも一つの手
「障害、妨害、不和、話が噛み合わない、口ゲンカ、ライバル、商売繁盛」
爻の吉凶
×上…自分が蒔いた種による困難が考えられるとき。自重を
○5…時間はかかっても妨害を克服できるとき。根気が大事
◎4…時間はかかりますが希望の光が。苦労が報われるとき
×3…困難を極めるとき。謙虚になって周囲に助けを求めて
△2…柔よく剛を制するとき。強攻策だけでは解決しない
×初…困難の度合いが高く歯が立たない。今は静観あるのみ
この卦が出るとき
障害や妨害が伴うときでしょう。
ただし、食べることを意味する卦なので、経営状態を見る場合は「食いっぱぐれがない」の意味がから「商売繁盛」と読めます。
カップルは、血気盛んになりやすく口喧嘩が絶えないとき。
結婚を考えるふたりは、親の反対が考えられますが、問題を乗り越えることは可能です。
易占いの本(初心者でもわかりやすい)
黄小娥の易入門
すべてがわかる384爻易占い
占い大全 ト占
卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。