×2…目先の利益に惑わされ、大事なことを見失う心配が
17・沢雷随(たくらいずい)
「随行」
相手を見極めた上でつき従う
決して悪い運勢や運気ではありませんが、何事にもあまり勢いが感じられずに不安になりがちです。
性急に自分で判断をしたり、結論を出したりする必要はありません。
他の人に意見を求め、それに従うことが吉です。
物事の判断に手順を踏んで時間をかけることで、運気が良い方向に向かいます。
状況により、目標そのものを変更する必要も生じますが、それはそれで悪いことではありません。
・従うものによって幸か不幸か分れる
・方便も時には必要
・何事にも期限を設けるべき
「臨機応変、人や状況に従う、流れに従う、相手を見極める、屈服」
17・沢雷随(たくらいずい)2爻
<爻辞>
「小子に係われば、丈夫を失う」
<読み方>
しょうしに かかわれば、じょうふを うしなう。
<爻辞の意味>
「つまらない人と関わるなら、立派な人を失ってしまう」
本来の大切なものを忘れて、目先の安直なものに手を出してしまいます。
何を求め、守ればよいのかがわかっていないのでしょう。
ここで目移りすることは、大事なものを失うことになります。
仕事を忘れて副業に走る、誠意のない交際から色事問題を起こすなどさまざまなことが考えられます。
今まで通りが良いのであって、気持ちの揺れは危険となります。
之卦 58・兌為沢(だいたく)
「悦楽」
周囲を楽しませて福を得る
いろいろと楽しみや喜びが多い時期。
しかし、物事に対して、積極的に行動したり、大きなことをしたりするのは、なるべく控えたほうが良さそうです。
他人の調子の良い口車に騙されやすいので気をつけましょう。
今までやってきたことを過信しすぎて、かえって失敗したり、挫折したりする可能性もあります。
安定している時期ですから、新しいことには手を出さず、現状維持に努めることです。
・誰からも好かれて悦ばれる
・能動的で開放的
・新鮮な感覚で楽しむ
「喜び、楽しみ、遊び、会話、飲食、贅沢、詰めが甘い、失言、散財」
易経の勉強(初心者の記録用メモ)
○2022.11.1(火)「京都旅行」