「喜び」準備をしておけば無事に行える(易経の勉強)
今までの苦労や努力が報われて、人生を明るく楽しめる時期。
そして多くのチャンスにも恵まれて、何事もうまく進むでしょう。
このような時期には、せっかくの良い運勢や運気を逃さぬように、諸事積極的に行うことが重要です。
ただし調子に乗りすぎないよう、冷静に考えること。
なお、この時期は普段頑張っている人こそ、思い切って遊びや娯楽など、人生を楽しむことで、より運気が上昇します。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
16・雷地予(らいちよ)
<卦辞>
「予は侯を建て師を行るに利ろし」
<読み方>
よは こうをたて しを やるに よろし。
春の訪れを意味する卦。
春は、何かが始まる高揚感に包まれますが、そんなときこそ油断しやすいもの。
雷地予の「予」は「あらかじめ」を意味します。
あらかじめ準備をしておけば、何事も無事に遂行できます。
準備の大切さを教える卦です
・舞い上がるような高揚感
・何事にも夢中になってしまう
・足元をすくわれる危険性
「喜び、予兆、高揚感、油断大敵、準備、計画、備えあれば憂いなし」
爻の吉凶
△上…楽観思考は禁物。努力なしでは何も前に進まない
△5…後輩の実力のある人がいたら、その人に従ってみる
◎4…周囲から協力が得られるとき。謙虚な態度で相談を
△3…実力以上のことに手を出して失敗。高望みは避ける
◎2…節度を守り、何事もやりすぎないことが大事。堅実に
×初…当てがはずれて思うように進まない。力を蓄えること
この卦が出るとき
準備ができていないときに、注意を促す意味で出ることが多い卦。
就活中の人や受験生なら朗報が聞けそうですが、同時に「油断せずに準備をしっかり」と念押しされることを忘れないでください。
カップルは、恋を満喫できるとき。
シングルは、紹介を頼むなど出会いのための下準備をしておきましょう。
易占いの本(初心者でもわかりやすい)
黄小娥の易入門
すべてがわかる384爻易占い
占い大全 ト占
卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。