「謙虚」謙虚に自分を見つめて力をつける(易経の勉強)
積極的な行動を抑えて、謙虚さを保つことができれば、やがて希望通りになる運気。
うまくいくことが当然、やってもらって当たり前などと言う態度や気持ちは、運気を下げます。
何事にも感謝の気持ちを持つこと。
今は人の先頭に立つよりも、人と人との間を取り持つような役割に徹しましょう。
目立たなくても黙々と努力を続けていれば、最終的にあなたの評価が上がり、最良の運気が運ばれてきます。
外卦(上卦)×内卦(下卦)
15・地山謙(ちざんけん)
<卦辞>
「謙は亨る。君子終り有り。吉」
<読み方>
けんは とおる。くんし おわりあり。きち。
腰を低くして頭を下げている人のイメージです。
腰を低くしているのは謙遜しているか、自信がないかのどちらか。
いずれにしても、この卦を得たときは、表舞台に立つタイミングではありません。
地道に力をつけること。恋愛関係では男性が有利。
・今は修養の時
・男性は愚図、女性はやり手
・カメレオンのような処世術
「謙譲、実直、公平、内容が充実、縁の下の力持ち、雌伏の時、卑屈」
爻の吉凶
△上…卑屈になりがち。自分の意思はきちんと伝えること
△5…謙遜しすぎてなめられるとき。毅然とした態度で
△4…力のある人を推すことで助力を得られるとき。謙虚に
○3…誠実に事に当たれば道は開ける。地道な努力も必要
◎2…自分が先頭に立つのではなく、目上やリーダーに従う
○初…焦りからの行動に注意。冷静さと謙虚な姿勢を堅持
この卦が出るとき
自信がないために、控えめな態度を取らざるを得ないときかもしれません。
結果を出すのに時間がかかっている可能性もあります。
カップルは、男性の側がモテすぎて、女性がやきもきしやすいとき。
出会いを求めている人は、チャンスが訪れにくく焦りが生じやすいですが、謙虚な振る舞いを心がければ功を奏します。
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黄小娥の易入門
すべてがわかる384爻易占い
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卦は「陰と陽」の組み合わせ
小成卦…陰陽を組み合わせた3つの「爻」からなるもの(八卦)
大成卦…八卦を上下で組み合わせて構成するのが卦で小成卦に対して大成卦と呼びます
※卦は全部で64あります
1つの卦は、陰陽を表す6つの「爻」から成り、爻は下から順に初・2・3・4・5・上と言います。
内卦…初・2・3までの下3つ八卦(小成卦)
自分自身や自分の気持ち、内面、自分が置かれた環境、組織の内部、指導される側、下にあるものなど
外卦…上の4・5・上までの八卦(小成卦)
自分に対する相手、外部環境、表面、外面、指導する側、上にあるものなど
八卦にはそれぞれに意味があり、八卦の組み合わせで卦そのものの意味が生まれます。